FWは「技術」や「スピード」が武器だと思われがちですが、実際に点を取れるかどうかは、動き出しの質で驚くほど変わります。
自分自身、足が特別速いわけではありません。むしろどちらかというと遅い方です。それでもなぜか「足速いよね」と言われたり、オフサイドにならない動きで裏に抜け出せたりしてきました。
その理由は、スピードでもテクニックでもなく、「味方を見る力」と「タイミングの取り方」にありました。
この記事では、自分が実戦で効果を実感した「足が速くなくても点が取れるFWの動き出しのコツ」を、社会人・学生向けにまとめていきます。
1.味方とのアイコンタクトが点を生む
FWの動き出しは、味方との“目線の合図”から始まります。
味方が顔を上げた瞬間にアイコンタクトを取ることで、「今、裏に出してほしい」という意図が一瞬で伝わります。逆に、目を合わせないFWには、ほとんどパスは来ません。
サッカーはプレー中に言葉で細かく話している時間はないので、目線ひとつが最大のコミュニケーションになります。
さらに、同じ味方と呼吸が合ってくると得点は一気に増えます。
• この選手は足元が好き
• この選手は浮き球を使いたがる
• この選手は裏に速いボールを出したがる
こういった「パスの癖」を理解しておくと、動き出しが驚くほどハマるようになります。
2.「味方をよく見る性格」がFWの武器になる理由(体験談)
正直、自分はFWに向いている性格ではないと思っていました。
普段から人に気を使うタイプで、どちらかというと遠慮しがちです。
でも、その性格がサッカーでは武器になりました。
普段から人の表情や動きをよく観察していたおかげで、味方のプレーの意図、ボールを出すタイミング、視野の向きが自然と読めるようになったからです。
その結果として、
• 足は速くないのに「速い」と錯覚される
• オフサイドにならなすぎて驚かれる
• タイミング良く裏を取れる
といったプレーが増えていきました。これは身体能力ではなく、「味方を見る力」と「タイミングの精度」のおかげだと感じています。
FWは派手なポジションですが、実は「気遣いができるタイプ」ほど動き出しの質が高くなりやすいポジションでもあります。
⒊3人目・5人目の動きが得点の確率を最大化する
FWが最もフリーになりやすいのは、「ボールを持っている選手」に合わせるのではなく、3人目・5人目の動きを使うときです。
例えば、こんなイメージです。
① 味方Aがパス
② 味方Bが受けて落とす
③ その「落とした瞬間」に、FWの自分が後ろから刺す
この「3人目」の動きは、DFの視野から一瞬消える形になるので、とても捕まえづらく、決まりやすいです。
さらに、ワンツーや細かいパス交換が続いた後、その流れの“5人目”として空いたスペースに飛び込む動きもかなり有効です。
ポイントは、
• まっすぐより「斜め」に走る
• 味方の視野にギリギリ入る位置をキープする
• DFが視野を切り替える「瞬間」に走り出す
この3つを意識するだけで、フリーになれる確率は一気に上がります。
4.裏を取る時は「ラインを見る力」と「助走距離」がすべて
裏への抜け出しは、単純なスプリント勝負ではなく、「ライン取り」と「助走の作り方」が圧倒的に大事です。
● DFラインを常に観察する
DFがラインを上げようとしている瞬間は、最も穴が生まれます。
そのタイミングで走り出せれば、足がそれほど速くなくても「速く見える」状況を作れます。
● 真横・斜め後ろに走れるライン取り
裏を狙うときに前方向だけを意識していると、ラインを上げられた瞬間に簡単にオフサイドになります。
自分がよく意識していたのは、
• 真横か斜め後ろに助走を作れる位置に立つ
• ラインが上がってもすぐ戻れる“逃げ道”を残す
• そこから一気に前へ加速する
という3点です。
これができると、オフサイドにならずに何度も抜け出すことができます。
● 助走距離は「スピードの見え方」を変える武器
1〜2歩でも助走があるかどうかで、初速の出方は全く変わります。
足そのものが速くなくても、「スタートだけ速い選手」「裏に抜ける瞬間だけ速く見える選手」になれる理由は、この助走距離の作り方にあります。
5.今日からできる動き出しトレーニング
最後に、今日から1人でも・少人数でも実践できる動き出しトレーニングを3つだけ紹介します。
• アイコンタクト → 裏抜けの反復
味方が顔を上げた瞬間を合図にスタートする練習。合図が出る前に走らないことと、「見る→合図→スタート」のセットを体に覚えさせることが大事です。
• 3人目のダイアゴナル走
A→B→FWの順でボールが動く形を作り、Bが落とした瞬間に斜めに刺す動きを反復します。まっすぐではなく「ゴールへ斜め」に走ることを徹底しましょう。
• ライン上スタート → 斜め後ろの助走 → 裏抜け
DFラインと同じ高さからスタートし、まず1〜2歩だけ斜め後ろに下がって助走を作り、そこから一気に前へスプリントする練習です。オフサイド回避と初速アップを同時に鍛えられます。
正直言うと最後のトレーニングはAIに聞きました笑
まとめ
• FWは技術やトップスピードだけでなく、「動き出しの質」で点を取れるポジション
• 特に重要なのは、
① 味方とのアイコンタクト
② 3人目・5人目の動き出し
③ ライン取りと助走距離
④ 「味方を見る性格」を武器にすること
足が速くなくても、「速く見えるFW」「気づいたらフリーになっているFW」には誰でもなれます。
今日の練習や次の試合から、まずは1つでも意識してもらえたらうれしいです。


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